正式名称 | 特定非営利活動法人いばらき血液・腫瘍・緩和研究会 Ibaraki Hematology, Oncology & Palliation Expert Meeting (略称:IB-HOPE) |
---|---|
所在地 | 茨城県笠間市鯉淵6528番地 茨城県立中央病院内 |
代表者 | 小島 寛 |
設立 | 平成21年7月 |
事業内容 | 造血器腫瘍の治療法及び緩和ケア等に関する研究
|
設立趣旨 | 近年の薬事法改正などにより、医師主導型治験の実施への道が開かれつつあるなど、わが国でも新薬導入のための基盤整備がなされつつある。しかしその一方で、市販後薬剤の評価に関する研究者主導型臨床研究や、長期にわたって行われる大規模疫学研究を行う基盤の整備は不十分である。そのため、わが国では信頼性の高い臨床研究情報の集積・解析が遅れ、臨床各領域での標準治療の確立が疑わしく、他の国々で行われている標準治療が行えないという事態が生じている。このような国民全体の健康と福祉が損なわれる状況を打開するため、研究者主導型臨床研究を進めていかなければならない。 こうした中で、事態が取り分け深刻な領域は、今日わが国民の死亡率1位である悪性腫瘍、いわゆる癌の領域である。悪性腫瘍に対する臨床研究を進めることは急務であり、臨床研究を介してその治療についての信頼性の高い情報を集積、解析し、その治療成績の向上を図ることは、疾病の当事者のみならず、その家族、医療関係者すべての利益につながるものである。 また、信頼性の高い臨床研究を行うためには、施設横断的に医師をはじめとした医療従事者が協力しなければならず、臨床試験の企画、運営を統括し、その研究に必要な資金的、人的、情報的サポートを行う研究支援組織が不可欠である。そして、臨床試験の企画、運営およびデータの品質保証を行い、また、研究者やその補助者に対する研究方法論教育を行うためには、継続的な組織として活動することが必要であり、契約締結などの経済活動のためにも法人化が必要であり、営利を目的としていないことから、特定非営利活動法人が適正と考え、設立することとした。本法人は、以上のような認識に基づき、とりわけ造血器腫瘍を中心とした悪性腫瘍に関する臨床研究・疫学研究に対する研究支援、研究方法論に関する教育プログラム支援、研究者主導型研究の基盤整備を行い、もってわが国の保健、医療および福祉の増進に寄与することを目的とする |